【アメリカ生活】英語が苦手な我が家、初めて病院へ|病院探しから診察・医療費まで

Daily life

アメリカで生活を始めてから、これまで大きな病気やケガをすることなく過ごしてきた我が家。

幸いなことに、これまで病院のお世話になる機会がなく、アメリカの医療制度についても、実はほとんど分かっていませんでした。

そんな我が家が、今回初めて病院へ行くことに。

きっかけは、息子の膝にできたイボのようなものです。

数か月かけて少しずつ大きくなってきたため、このまま放っておくわけにもいかないと思い、受診することにしました。

ところが、ここで問題が。

我が家は英語での電話が苦手です。

そこで今回は、電話ではなく、直接病院へ行って問い合わせてみることにしました。

3か所を訪ねて、ようやく予約を取ることができました。

今回は、そんな我が家の初めてのアメリカの病院体験談を紹介します。

💡この記事は、あくまでも我が家が実際に経験した一例です。病院や医師、加入している保険会社・保険プランによって、予約方法、紹介状の必要性、請求方法、自己負担額などは異なります。


まずは保険が使える病院を探す

日本で病院を探すときは、症状に合わせて近くの病院やクリニックを探すことが多いと思います。

私もアメリカに来るまでは、基本的にはそんなイメージでした。

でもアメリカでは、加入している医療保険によって利用できる病院や医師が異なる場合があります。

また、アメリカでは、Primary Care Provider(PCP)と呼ばれる、いわゆる「かかりつけ医」を持ち、普段の診察や健康管理をしてもらい、必要に応じて、PCPから専門医を紹介してもらうこともあります。

我が家には、まだPCPのような「かかりつけ医」がありませんでした。

そこで今回は、息子の症状から皮膚科(Dermatology)を探し、我が家が加入している保険が使える病院を調べました。

紹介状が必要かどうかも分からなかったので、直接皮膚科を探してみることに。

今回は、

  • 保険が使えること
  • 新規患者を受け付けていること
  • できれば早く診てもらえること

を確認しながら探しました。


3か所を回って、ようやく予約へ

まず夫が仕事帰りに皮膚科へ行きましたが(営業時間内)、ドアが閉まっていて入れませんでした。

翌日もう一度行ってみましたが、やはり入れず……。

そこで翌週、今度は私が平日の午前中に行ってみることに。

Google Mapsでは営業中だったのですが、この日もドアは閉まったまま。

英語以前に、病院に入るところから難しい(笑)。

そこで別の病院を探して行ってみると、その病院は新規患者を受け付けていました。

ただ、予約できるのは約1か月先。

すると受付の方が、同じ病院の別の場所にあるところなら、もっと早く予約できるかもしれないと教えてくれました。

また、「もしかしたら、あなたと同じ言葉を話すスタッフがいるかもしれません。」

と親切に教えてくれました。

そこで教えていただいた3か所目のクリニックへ。

「What language do you speak?」

と受付の方に聞かれたので、

「Japanese.」

と答えると、

「Oh〜……」

と残念そうな反応。

その瞬間、心の中で、

「ですよね……(笑)」

と思いました。

残念ながら日本語を話せるスタッフはいませんでしたが、受付の方は親切に対応してくれて、約1週間後の予約が取れました。

こうして、夫が2回訪ねた病院を含め、結果的に3か所のクリニックを回って、ようやく予約を取ることができました。


いよいよ診察へ!

そして、いよいよ予約の日。夫は仕事があったため、私が息子を連れて病院へ行くことになりました。

息子の膝を診てもらい、私自身も日本でイボの治療をした経験があったので、治療については比較的イメージしやすかったです。


翻訳アプリで症状を準備

受付での簡単なやり取りならなんとかできますが、

「どんな症状ですか?」
「いつからですか?」

などの質問に対して、詳しく説明するのは正直苦手です。

ましてや、先生の説明や医療用語となると、ほとんど理解できません。

そこで、診察前に息子の症状を日本語で整理し、翻訳アプリで英語にして準備しておきました。

  • いつ頃からできたのか
  • どのくらいの期間で大きくなったのか
  • 痛みや痒みはあるのか
  • これまでどう変化したのか

などを事前に文章にしておきました。

先生に聞かれてから慌てて翻訳をするとなると焦ってしまいますが、あらかじめ準備しておけば、

「これを見せれば伝わる」

と思えるので、落ち着いて診察を受けることができました。


先生の説明はChatGPTも活用!

最近は、事前に言いたいことを準備するときや簡単な会話には翻訳機、実際の会話で内容をきちんと理解したいときはChatGPTと使い分けることが増えました。

ChatGPTは、単純に英語を日本語に訳すだけではなく、話し言葉のニュアンスをくみ取って、自然な日本語にしてくれます。分からない部分を「これはどういう意味?」と聞けば、内容を説明してくれたり、長い説明をまとめてくれたりするのも便利です。

今回の病院でも、先生の説明を理解するためにChatGPTを活用しました。

英語が苦手な私には、先生の話をその場で聞いて理解するのはなかなか難しいものです。

そこで、ChatGPTのマイク機能を使い、先生に私の携帯に向かって説明してもらい、その内容を日本語に翻訳しました。

もちろん、AIの翻訳がいつでも正しいとは限らないので、大切な医療情報は確認する必要があります。

それでも、英語が苦手な私にとって、分からないときに頼れるChatGPTは、とても心強い存在でした。

本当に、文明の力に助けられました。


一番気になったのは、やっぱり医療費

そして、アメリカの病院で一番気になっていたこと。

それは……

「いったいいくらかかるの?」

ということです。

アメリカの医療費は高いと聞いていたので、気軽に病院にかかることができないイメージがありました。

また、医療費の支払いについても、私はよく分かっていませんでした。

そこで、症状と治療方法について説明していただいた後、費用と支払い方法について先生に直接聞いてみました。

すると、その日は支払いをしなくていいとのこと。

今回の病院では、まず病院から保険会社へ請求が行われ、その後、保険でカバーされる分と自己負担分が決まるという流れでした。

今回の治療は保険でカバーされるとのことで、私が加入している保険では10%が自己負担になるそうです。

その自己負担分は、保険会社に登録しているクレジットカードから支払われる仕組みになっていました。

一方で、もし保険が適用されなかった場合は、病院から私に直接請求が来るとのこと。

さらに、

「もし保険に入っていなかった場合は、今回の治療費は約115〜125ドルくらい」

との説明でした。

「今日は帰りに治療費の支払いはないんだ……。」

そして、

「もし保険でカバーされなかったとしても、日本でイボ治療をしたときよりかなり高いけど、これなら払えるかな」

と分かって、少しホッとしました。

💡アメリカで病院を受診する場合は、治療前に費用や支払い方法について確認しておくと安心です。

アメリカの医療費は、病院や保険によって違う

今回の経験で分かったのは、アメリカでは診察や治療を受けたその場で、必ず決まった金額を支払うとは限らないということ。

保険会社への請求後に、自己負担分の支払いが発生する場合もあります。

もちろん、

  • 加入している保険
  • 保険のプラン
  • 治療内容
  • 医療機関

などによって、実際の支払いは変わります。

今回の約115〜125ドルという金額も、あくまで今回の息子の治療について、先生から説明された金額です。同じような症状でも、医療機関や治療内容、保険の有無によって費用は変わります。

我が家も今回初めて経験して、「アメリカの医療費って、こういう流れなんだ」と少し分かりました。


学校に遅れて行くなら、病院の証明書も確認

この日は病院の予約があったため、息子は学校に遅れて行く予定でした。

そこで診察後に受付の方に

「このあと学校へ行きます」

と伝えると、医療機関を受診したことが分かる書類を用意してくれました。

実は以前、予防接種のために息子を保健所へ連れて行き、そのあと学校へ行ったことがあります。

そのとき、学校の受付の方に、

「証明書はありますか?」

と聞かれました。

でも、そのときの私は、

「証明書って何のことだろう?」

と意味が分からず、そのままにしてしまいました。

その後、息子の別の予防接種で再び保健所へ行ったときに、帰り際に保健所の受付の方から書類をもらって、

「あ!前に学校で言われたのは、これのことだったんだ!」

と気づきました。

病院や学校によって対応は違うと思いますが、子どもが病院の受診で遅刻・早退する場合は、学校に提出する証明書を発行してもらえるか、病院の受付で確認しておくと安心です。

💡 予防接種を受けたときの体験談はこちらの記事で紹介しています。
  👉「【海外赴任・アメリカ】子供の予防接種準備と現地対応」


初めてアメリカの病院へ行ってみて

今回、初めてアメリカの病院へ行ってみて、受診そのものよりも、病院を探して予約を取るまでのほうが大変だったというのが正直な感想です。

夫が2回病院へ行き、翌週には私が病院へ。

そこから別の病院を探して、さらに別の場所にあるクリニックへ。

結果的に、この日は3か所を回ることになりました。

英語での電話が苦手なので、最初は「病院に行く」というだけでもかなりハードルが高く感じました。

でも、実際にやってみると、

分からないことは聞く。
伝えにくいことは翻訳アプリを使う。
必要ならAIにも助けてもらう。

そんなふうに一つずつ対応していけば、英語が苦手な私でも、なんとか受診することができました。

我が家にとっては、かなり緊張した初めてのアメリカの病院でしたが、終わってみれば、

「思っていたより、なんとかなるものだな」

というのが一番の感想です。

これからアメリカ生活を始める方の参考になれば嬉しいです。

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