「お片付けしてね〜!」と息子に声をかけたある日のこと。
出てきたのは、描いた絵や使い終わった折り紙など、なんとなく捨てられずにとっておいた紙たち。気づけば、けっこうな量に…!
そんな中、紙をまとめていた息子が突然ひらめいた様子で、「リサイクルペーパー作ってみたい!それならまた使えるし、エコでしょう?」と✨
こうして、我が家の紙作りプロジェクトが始まりました。
準備したもの|家にあるものやDollar Treeでそろえました
今回の紙作りに使った材料はこちら:
- 使用済みの紙(お絵かき・折り紙など)
- 空のペットボトル×2本(レモネードの容器を再利用)
- 網×3枚(Dollar Treeで購入)
- 容器×1個(紙をこすときに使用/Dollar Treeで購入 $5しました)
- バケツ(作業後の片付け用)
- 雑巾(水気を取るのに使用)
- 段ボール(作業時の下敷きに)
- ランチョンマット(作業時に段ボールの上に敷く用)
特別な道具がなくても、家にあるもの+100均(Dollar Tree)で手に入るものでOK!
気軽に始められるのが、このリサイクルペーパー作りのいいところです♪

【リサイクルペーパー作りの流れ】
① 前日の準備
- 使用済みの紙を小さくちぎってペットボトルに入れて、水を加えて一晩ふやかします。

② 作成当日
- ふやかした紙が大きかったので、ペットボトルの中の紙を取り出して、さらに細かくちぎりました。
- 再びペットボトルに戻し、水を入れてひたすらシャカシャカ振って紙を溶かします。
- 網に流し込み、形を整えます。満遍なく紙を流していきます。隙間ができてしまう場合は、容器に浅く水を入れると紙の形が整えやすくなります。
- 流し入れた紙の上に網を置いて、その上から雑巾で水分を拭きとります。
※作業時間は1時間ほどで完成しました。流し込む紙の厚みや水分の残り具合で乾く時間が変わります。


水をしっかり切りたかったので、地面で作業を行うことにしました。
まず、地面に段ボールを敷き、その上に家で眠っていたランチョンマットを重ねて、即席の作業スペースを準備しました。
流し込んだ紙の上に網をのせ、やさしく水を絞ります。さらに網の上から雑巾でトントンと水気を拭きとります。
【乾燥と仕上がり】
紙を成形したあとは、まず外のテーブルの上で乾燥させました。
この段階ではまだ形が崩れやすいため、平らな場所に置いて様子を見ました。

ある程度乾いて紙の形がしっかりしてきたタイミングで、S字フックを使って吊るし、風通しの良い場所で夕方までしっかり乾燥しました。
下の息子が作った紙は夕方には完成しました。上の息子が作成した紙の方が厚みがあったので、引き続き室内で吊るして乾燥し、翌朝には完成しました。
今回は、容器に紙を溶かして「すくい取る」ような紙漉きの方法ではなく、ペットボトルに入れた紙を、そのまま網の上に流し入れる方法を試しました。そのため、紙の繊維が一か所にたまりやすく、自然と厚みが出て、しっかりとした手触りの紙ができました。
できあがった紙で息子はフリスビー遊びを楽しんでいました。

【おわりに】
「片付け」から始まった今回の紙作り体験。
ただ捨てるだけではなく、工夫して「新しいもの」に生まれ変わらせる楽しさと満足感を味わうことができました。
ペットボトルを振る作業では、子どもたちは「疲れた〜!」と言いながらも夢中でチャレンジ。
途中、ペットボトルが手からすっぽ抜けて中身が少しこぼれるハプニングもありましたが、それも含めていい思い出になりました。
外で作業したので、多少汚れても気にせず、思い切り楽しめたのもよかったです。
作業が終わったあとは、息子はそのままお庭で水遊びに突入!夏らしい一日を満喫しました。
夏休みの自由研究や休日の親子工作にもぴったり。
ぜひ、ご家庭でも「おうちリサイクルペーパー作り」にチャレンジしてみてください🌿